第64回 全国数学教育学会@北海道教育大学
6月27日・28日の2日間、全国数学教育学会研究発表会が北海道教育大学で開催されました。長い歴史の中でも北海道開催は今回が初めてだそうで、そんな記念すべき場所で研究発表ができたことを大変嬉しく思います。
今回は、大学の先生方3名と私の4人で進めている共同研究について発表しました。発表は2日目の朝一番。毎回のことですが、発表前日は緊張しますね。
初日は、「確率分布」や「箱ひげ図」、「非形式的統計的推論」などの発表を拝聴しました。統計教育に関する理論研究が年々充実してきていることを実感しました。また、ちょうど自分自身が勉強しているラカトシュの可謬主義を援用した研究や、所属校でも他教科の先生方と関心を共有している「認知的葛藤」に関する発表もあり、大変刺激を受けました。
そして2日目は、いよいよ発表です。
一番心配だったのは発表ではなく、寝坊と遅刻(笑)。宿泊先が札幌駅周辺で、会場までは少し距離があったので不安でしたが、無事に時間どおり到着できました。
発表題目は、「操作的活動を伴う『集合と命題』の授業開発―結び目がほどける条件の探究を通して―」です。
数学教育研究者、結び目理論を専門とする数学者、離散数学を専門としながら数学教育にも精通した数学者、そして実践者である私の4名で発表しました。
理論的には、Pimm(1987)が論じた「数学レジスター(mathematics register)」の考え方の重要性から、Halliday(1975)のレジスター論を援用し、結び目の操作活動を基盤とした高校数学Ⅰ「集合と命題」の導入教材について報告しました。
朝一番の発表にもかかわらず、多くの先生方にご参加いただき、質疑応答でも現場の先生方からたくさんのご質問やご意見をいただきました。実践そのものに興味をもっていただけたことが何より嬉しかったです。
発表後は、コモグニション論から高校数学授業を捉えた研究や、代数的思考に関する研究など、現在自分が勉強しているテーマの発表を聞くことができました。(コモグニションは……まだまだ難しすぎます(笑)。)
また、シンポジウムも開催されました。テーマは「日本の優れた数学教育の『現実』とは何か? 我々は、それをどう捉え、どう理論化できるのか?」。こちらも非常に示唆に富む内容で、多くのことを考えさせられました。
ということで、毎回同じ感想になりますが、今回も本当に多くの素敵な出会いがありました。現場の教員として授業実践を行いながら、精力的に研究を進めている先生方ともたくさんお話しすることができ、「自分ももっと頑張ろう」と大きな刺激をいただきました。やはり、学会の魅力はこうした人とのつながりにあるなあと改めて感じます。
そして、これも毎度のお楽しみですが、勉強だけでは終わりません(笑)。
時計台にも行けましたし、札幌駅限定のお菓子も食べることができました。ラーメンは2杯、豚丼もいただき、美味しいビールもしっかり堪能。北海道を満喫できました。
……よし、ダイエット頑張るか。
はぁ~。










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