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第1 . 2回 附属高校授業研究会(2026.05.27)

  • m-gomi
  • 6月6日
  • 読了時間: 3分

大学の先生と一昨年度から実施している附属高校授業研究会ですが、本年度の第1回・第2回を5月27日に行いました。今回は2つの授業を公開し、それぞれの授業後に協議会を実施しました。参観された先生方から多くのご指導・ご助言をいただき、大変有意義な会となりました。

今回は、1年生を対象とした数学Ⅰと数学Aの授業を実施しました。


  • 数学Ⅰ「数と式」

数学Ⅰの授業では、単元「数と式」の「分母の有理化」と「式の値」を扱いました。

これらの内容は、教科書等では分断的に扱われることが多く、生徒にとっても個別の計算技法として認識されやすい内容です。そこで本時では、両者の自然な関連性を意識した問題設定を行うことで、それらを体系的に捉えることを目指しました。

また、「分母の有理化」については、「なぜ有理化を行うのか」という数学的な価値観に関する議論を出発点として授業を構成しました。単に手続きとして有理化を学ぶのではなく、その必要性や意味について考えることを重視しました。

さらに、「式の値」については、教科書等では基本対称式を先に求める流れで構成されていることが多く見られます。しかし、本時では構成主義的な授業観に基づき、まず 1/x+1/y を求める問題を提示しました。その中で、生徒自身が基本対称式の必要性を認識し、「求めたい」と感じることができるような問題構成を意図しました。


  • 数学A「場合の数・確率」

数学Aの授業では、単元「場合の数・確率」の「和の法則・積の法則」を扱いました。

この内容は、今後学習する場合の数や確率の基盤となる重要な内容です。そこで本時では、和の法則と積の法則の違い、とりわけ「どちらを用いるべきかを判断すること」を中心的な目標として設定しました。

そのため、和の法則と積の法則を同一の問題および同一の文脈の中で扱い、両者を対比的に考察できるよう授業を構成しました。具体的には、図1のような経路に関する場面を設定し、生徒同士の対話を通して、それぞれの法則の違いを言語化することを目指しました。


図1 和の法則・積の法則を理解する経路に関する問題


さらに、その経路の場面を発展させたものとして図2の課題を提示しました。この課題は、和の法則と積の法則の両方を適切に理解していなければ解決が難しく、また両者が自然な形で混在して現れる問題となっています。

図2 和の法則・積の法則を活用する経路に関する問題


生徒にとっては容易な課題ではなかったようであり、解決に困難を示す様子も見られました。しかし、周囲の生徒との協働を促すことで、活発な議論を行いながら粘り強く課題解決に取り組む姿が見られました。


  • おわりに

以上のような2つの授業実践を行いました。

本授業研究会は、まだ発展途上の取組ではありますが、授業者だけでなく参観者にとっても学びのある研究会となるよう、今後も継続的に改善を重ねていきたいと考えています。

また、授業後の協議会では、授業の成果だけでなく課題についても率直な議論が行われ、多くの示唆を得ることができました。こうした対話を通して授業実践を磨いていけることは、本研究会の大きな価値の一つであると感じています。今後も大学の先生方や現場の先生方との協働を大切にしながら、よりよい授業づくりに取り組んでいきたいと思います。

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